NPO法人百人一首の郷づくりの会

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2013年05月

「ありがとう百人一首大賞母の日」の結果が小倉山荘より発表されました。
2,626首の歌が集まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

※敬称略、順不同 
No. 作 品 住所 氏名 年齢
大賞 顔を見に 寄っただけだと 言う俺に 何も聞かない 母のおかえり 福井県 中川 潔 48
優秀賞 もう年だ 十分生きたと 言いながら 健康番組 網羅する母 千葉県 岩本 真理 47
優秀賞 心配し 母に電話を するけれど 心配されて その都度終わる 千葉県 叶 昌彦 54
佳作 スーパーで 迷子になった 母さんを 捜せばお前が 迷子だと言う 茨城県 海老原 順子 58
佳作 母の日は かつては母の ためにあり こたびは母と なる君のため 埼玉県 請関 くにとし 64
佳作 家事 仕事 家庭を支える お母さん 今伝えるぞ 感謝の言葉 新潟県 星野 勝海 12
佳作 受験の日 母の削りし 鉛筆を そっと握りて 心落ちつく 大阪府 永田 和美 56
佳作 まま いつも おってくれて ありがとう きょうも ままのえ いっぱいかくよ 徳島県 阿地 しずく 5
9 時が経ち 母の背丈と シワの数 減っては増える 苦労と共に 北海道 間宮 由紀子 45
10 お母ちゃん まだまだ足りぬ 恩返し 先に逝くなよ 幸せやるから 青森県 正立 利男 50
11 またこれか けど懐かしいと 苦笑する よーく煮込んだ 母の味噌汁 岩手県 梅澤 奈那江 30
12 張り合って 派手なレギンス 選ぶ母 憎らしいったら 可愛いったら 宮城県 堀越 園江 45
13 眼(め)の端(はし)っこ ポツンと涙 止(と)めてたネ 言いたかった事 なあにかあさん 秋田県 小林 みお子 64
14 どこそこの 婿取り話 人寄せの 好きな母なり 夜(よ)も遣(や)らで 福島県 吉原 瑞雲 78
15 「これウマイ!」 ちょっと褒めた その日から 3日に一度の ローテーション 福島県 若松 大起 32
16 私似の セピアの遺影 若き母 日々の祈りは 届いてますか 茨城県 栗田 友子 52
17 完璧な 母の真似など 出来ぬけど プラス思考は 似ているらしい 栃木県 瀬尾 恵子 60
18 亡き母の 化身か形見の 袖に舞う 白き螢よ 春の淡雪 埼玉県 大野 冨美子 79
19 母 夢中 氷川きよしと 稀勢の里 祈る二人の 永久(とわ)の活躍 埼玉県 瀧川 一夫 65
20 大江山 母の教えの 初(はつ)かるに ふみは届かぬ 天(あま)の外国(とつくに) 千葉県 有田 希美代 52
21 はつ春の 梅の香(か) 注(そそ)ぐ 陽なた道 あなたが笑う 霞のさきで 千葉県 枝松 美紀子 40
22 ふるさとの 無人の駅へ 古希の旅 風に感じる 母の温もり 千葉県 長野 和夫 70
23 つば広き 帽子に添ふる 万歩計 母の留守の間(ま) 鏡台(きゃうだい)に置く 千葉県 中原 政人 75
24 今日もまた 留守番電話の 母の声 四十九日も さよならを言えずに 千葉県 保田 実弥子 65
25 シミシワの 最新対策 伝授する もう手遅れよと 励む我が母 東京都 井上 秀子 45
26 母は言う 生まれてくれて ありがとう お礼を言うのは こっちなのにさ 東京都 嘉村 崚兵 20
27 歌うごと 詞(ことば)創(つく)りし 子守唄 母の機転を 吾子(あこ)に 伝えり 東京都 川添 芳身 83
28 ひとりごと 聞こえたような 母の部屋 「出掛けました」と 陽(ひ)の香(か)あるだけ 東京都 工藤 玲 57
29 七草を きざみし今宵 思い出す 「唐土(とうど)の鳥」と 歌いし母を 東京都 杉本 聡子 52
30 若き日の 家族(うがら)より添う 寫(うつ)し絵を 抱きて病室に 独(ひと)りいます母 東京都 中村 幸子 80
31 化粧した 母はいつでも 別の人 年令きけば 20(にじゅう) さば読む 東京都 二条久保 吉秀 52
32 干し柿を 背に撮られおり 母の顔 シワシワ顔が 冬陽に照らされ 東京都 深澤 直樹 62
33 わが夢に 投資つづける 母上よ オレオレでない オレを信じて 東京都 水本 章仁 45
34 母からの 着信鳴って 途中下車 十(とお)に八・九(く)は 急用じゃない 神奈川県 朝山 ひでこ 56
35 改めて 「あ」のつく五文字 言えなくて ああそれやっとく なんて誤魔化す 神奈川県 川村 百代 39
36 母親の 言葉一つで 心情は 曇り空から 晴れになりけり 神奈川県 砂村 辰朗 35
37 明日(あした)から やんちゃなパパと 二人だね 正直心配 嫁いでごめん 神奈川県 矢部 暁美 41
38 爪の形(かた) 母そっくりが 嬉しくて 長寿の保証と 指揃え合う 新潟県 阿部 道子 75
39 子を叱る 我(われ)に聞こえし 母の声 怒るでないよ 抱いておやりと 新潟県 荒井 千代子 60
40 お母さん おいしいごはん せかいいち オムレツカレー けっこううまい 新潟県 江田 悠和 9
41 お名前は? 親孝行の 「孝(たかし)」です 自慢なのです 母は「行(ゆき)」です 富山県 金山 孝 56
42 句も詠(よ)みて おんな家持(やかもち) 母なるか 我(われ)も手習い 短歌史つづる 富山県 高橋 俊夫 66
43 長押(なげし)から 明治の母が 睥睨(へいげい)す 大正の親父 隣で萎(しぼ)む 石川県 佐々木 志郎 67
44 玉ねぎも 大根もみな 良いのから 人に配りて 満足の母 石川県 前田 稔 44
45 亡き母の 手編みのショール 陽に干して 頬(ほほ)を寄せれば 会える気がする 山梨県 入倉 文子 59
46 はじめての 成田まいりに 毛染めして 行かず終(じま)いの 母に鈴買う 山梨県 佐藤 初江 80
47 被写体と して研究を 積み重ね 頬(ほお)づえついて しわのばす母 長野県 山木 ひろ子 63
48 湯舟にて 母を抱(いだ)けば 足細し 我(われ)を背負いて 歩みたまえば 長野県 山崎 人功 64
49 親子だもん どんなに無理して 隠しても 分かっちゃうんだよ 疲れてること 岐阜県 池田 真夕 16
50 誕生日 風邪ひき寝てる 最悪日 母からメール うふふと笑う 静岡県 梅原 京子 57
51 ねえ母さん 遠慮しないで いつだって あの世以外は 送ってくから 愛知県 志村 紀昭 48
52 亡き母の 何げないメモ しわ伸ばし 家族みんなが ケータイに撮る 愛知県 舟橋 礼子 71
53 ネコの餌 缶詰め与え にんまりと 微笑(ほほえ)む母に ネコも微笑む 愛知県 三浦 忍 35
54 寝たきりの 母のパジャマと お揃いを 着て今晩も 心落ち着く 愛知県 若林 雅子 63
55 ああ俺も そうだったよなと 懐かしく 息子を叱る 妻の声聞く 愛知県 渡辺 英雄 54
56 古びたる 百人一首 手に取れば 札(ふだ)読む亡母(はは)の 声よみがえる 三重県 北田 のりこ 67
57 茜さす 旧(ふる)き病舎の 軋(きし)む窓 母起こさじと 諸手(もろて)にて開(あ)く 三重県 小林 秀夫 82
58 母に似し 横顔の人 乗り来れば 座席譲りて 涙溢れる 滋賀県 上西 加代子 67
59 長年の 勘がもたらす 母の味 味の秘訣は 適当と愛 京都府 伊藤 愛 28
60 ありがとう 母います里 かすみいて 山がわらえば 母も笑いて 京都府 大﨑 礼子 83
61 口癖が 最近似てきて いるらしい そりゃそうでしょう 娘ですもの 京都府 片岡 ゆかり 48
62 花よりも 品物よりも ありがとう この一言が 母を笑顔に 京都府 片岡 佳子 36
63 またひとつ 冬を越えたと つぶやいて 空ふりあおぐ 母の老いたる 京都府 川上 弘美 70
64 繭(まゆ)のごと 浄(きよ)らに座りて 老母(はは)は笑む ほんわりほほほ まわたのぬくみ 京都府 菊池 澄子 65
65 お母さん ご飯残して すみません せやけど気持ち たいらげてるよ 京都府 原田 龍之介 16
66 松蔭(しょういん)の 碑文の前で ピースする 娘を母と 眺める幸せ 京都府 水谷 孝美 43
67 桜咲く あなたの好きな 木の下で 逢いたい心 とどきますよう 京都府 八木 恵子 54
68 亡き母に どこか似通う 朝市の 老母に不用の 紐購いぬ 大阪府 押谷 稔子 85
69 目に涙 泣くも笑うも 心柄(こころがら) 老いの繰り言 この不思議かな 大阪府 加納 康男 78
70 おやつ缶 さがす子 かくす 母がいて 懐かし日々の 甘き思い出 大阪府 楠畑 万知子 63
71 千代紙の 鶴折る指は 母に似て 母の知らざる 歳を生きゐる 大阪府 下津 幸代 74
72 母さんが おやじの名前で 僕を呼ぶ カレシの名前は 忘れないんだ 大阪府 夏田 信身 78
73 アイロンは 苦手なんよね 母 愚痴(ぐち)る 学ランズボン ほら三車線 大阪府 松本 斉 37
74 八十(はちじゅう)の 母と二人で 品定め あれこれ迷う 春の口紅 大阪府 丸山 雅美 56
75 戦争の 時を母より 直(じか)に聞く 今ここにある 事の不思議さ 大阪府 水無瀬 麻砂代 46
76 母の顔 故郷(ふるさと)訪ね いろりあと 車座恋し 昭和の暮らし 大阪府 山本 久子 71
77 「夫婦割(ふうふわり) 使いますか?」と 訊かれても 隣で澄ます 老いた我が母 大阪府 渡辺 廣之 59
78 成人を 迎えた孫に 「酒飲め」と ワインチョコ出す 母さんヤルね 兵庫県 木内 美由紀 50
79 世話焼きの 母の背中を 見て育ち 過保護過ぎると 息子に嫌われ 兵庫県 田代 道子 55
80 年老いた 母を施設に 入れる日に 古いアルバム 若き母見る 兵庫県 坪井 貞一 63
81 ねじ巻けば 形見の時計 トクトクと 母の心音(しんおん)に 触るるがごとし 兵庫県 原田 洋子 63
82 「いい柄(がら)ねぇ」 さらりとねだる 母のワザ 次の日走る セーター売場(うりば) 兵庫県 宮本 真利子
83 石段の 下で待たせて いる母の ことだけ祈る 柏手(かしわで)ふたつ 鳥取県 門脇 かずお 56
84 花の声 聞こえて如雨露(じょうろ)を 一休み 少しやさしく 水をまく母 島根県 花本 正昭 70
85 われよりも やゝ薄色の 爪紅(つまべに)を 母の指にし 綾取りをする 岡山県 篠原 和子 75
86 「就職は?」 「犬の散歩は?」 「結婚は?」 嬉し哀しき 母との暮らし 岡山県 光田 真梨緒 28
87 愛らしき 孫の片言(かたこと) 聞きながら 亡き母恋うる 目白来る庭 岡山県 吉本 文子 68
88 ゆるやかに 歌のリズムに 重なりし 季節見つめる 母との散歩 広島県 羽倉 聡美 45
89 かあさんと 師走の街に 似た背中 つぶやく声は 人ごみに消え 広島県 安武 敦子 54
90 母ありて 今の我(われ)あり 妻があり 子等(ら)に恵まれ 幸福(しあわせ)があり 山口県 宮長 恵亮 79
91 来た道を ふと振り返り 思い出す 短くなりし 母の影 愛媛県 大沢 友里江 24
92 孫の名も 我が名も忘れ 団欒(だんらん)に ひとり遅れて 笑(え)まふ母をり 福岡県 中山 光一 71
93 米寿過ぎ 頭も体も 母元気 果報者なり 還暦の我(われ) 福岡県 松原 史子 59
94 忘れない 母も乗気(のりき)の 片思い 告(こく)って 振られて 母が泣いた日 佐賀県 原口 朝光 72
95 ハハの日は ハハがハハハと 笑う日で 子供のハハハ こだまする日よ 長崎県 田中 好子 62
96 七変化 時に鬼なり 時に福 最後の最後に 「アハハ」と笑う 熊本県 高永 志帆 12
97 祝ひ日の 母の自学の 着付け帯 音シャリシャリと ふくらすずめに 大分県 原田 夏子 58
98 母の日の 流るる雲は 母に似て 追へば果てなき 霞の空へ 大分県 堀 英敏 76
99 「元気なの?」 留守番電話の 母の声 入院してるの あなたでしょ 大分県 三浦 亜子 38
100 娘らに 長生きしたと 詫びる母 まだまだ先よ 白寿の祝い 宮崎県 茅島 葉子 63