NPO法人百人一首の郷づくりの会

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2014年05月

「ありがとう百人一首大賞母の日」の結果が小倉山荘より発表されました。
1,863首の歌が集まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

※敬称略、順不同 
No.
作 品
住所
氏名
年齢
大賞
ママあげる 幼(おさな)き手から 折り紙の 花 赤々と 母の日の朝
愛知県
瀧本 康弘
54
優秀賞
丸(まろ)い背が 故郷の母を 想わせて ガラじゃないのに 譲るバス席
三重県
佐野 由美子
43
優秀賞
いつ着くか わからぬバスを 待つ母が “今 来たところよ” 傘をさし出す
広島県
池田 淑子
52
佳作
お母さん 毎日ごはん 作ってる おいしいひみつ こっそりおしえて
千葉県
平島 綾乃
9
佳作
もう帰れ 早く行きなと 言いながら 母は次々 話をつなぐ
千葉県
宮崎 みちる
49
佳作
母という 時に大きく いとましく 老いて小さく いとおしい女(ひと)
神奈川県
鈴木 えり子
53
佳作
ええ人と 出会ってばかりの 我が人生 最後はおまえの 嫁と言う母
京都府
松本 俊彦
49
佳作
秘密基地 なぜか迎えに 来る母は 何でも知ってて 知らないふりで
兵庫県
佐々木 真由美
48
9
方言も 混ぜ 鉛筆で 縷々(るる)記す 形見は母の 仮名多き文
北海道
飯島 隆
79
10
母の声 雷鳴の如く 轟(とどろ)きて 今は仏か 観音様か
北海道
野碕 彩子
48
11
母 偲(しの)び 形見の指輪 つけた日に 涙と力 同時に貰い
青森県
伊藤 ヨシ子
64
12
なげやりに なりそな日々の 助け舟 我(われ)を要する 母の言(こと)の葉(は)
青森県
高岡 千鶴子
51
13
へこんでる 夜にきまって 電話鳴り 元気なのかと 聞いてくる母
宮城県
大平 敦
43
14
ばあちゃんと 正面きって 言われたと 憤慨している 八十の母
宮城県
渋谷 史恵
46
15
孫よりも 息子大事と 啖呵(たんか)切る 母の背中を そっと見守る
福島県
今野 美音
35
16
店先で これがいいなと 足止める 贈るあなたは もういないのに
福島県
古瀬 智子
42
17
縁細く なるも生家の 庭隅(すみ)に 母が手植(てうえ)の 柿が色づく
福島県
吉原 瑞雲
79
18
縁側で 腰曲げ新聞 読む母に 夕飯行こうか 誘う小春日
茨城県
鴨志田 祐一
51
19
北朝鮮 母子(ははこ)三人 引き揚げし 母居(い)てこその 十三の夏
群馬県
金子 純子
81
20
母一人 住まいし家を 片づけぬ 手元進まず 思い出つづり
群馬県
田村 由美子
75
21
孝行の できない俺に 母の言う 家族仲良く それがなにより
埼玉県
伊藤 康次
54
22
母さんを もっときれいに したいの と 泣き出す君の 手にはクレヨン
埼玉県
糟谷 憲宏
52
23
「うるさいな」 そう思っていた 母の愚痴 思い出す度(たび) 金言(きんげん)となる
千葉県
秋山 さえみ
48
24
マザコンと 嗤(わら)わば笑え お位牌に 八十路の吾(わ)れは 「カアチャン」と呼ぶ
千葉県
石毛 牛歩
80
25
初孫に 頬(ほほ)擦り寄せて かわいがり 耳元で言う 「母とお呼び」と
千葉県
久保木 主税
59
26
少ないと 孫に詫(わ)びつつ 渡す母 岩倉二枚 今も使えず
千葉県
齋藤 忠弘
75
27
帰る子を バス着くたびに 出(い)でて待つ 母に夕日の 明(あか)るかりけり
千葉県
鈴 イチ子
75
28
懐かしき 絵本の頁(ページ)に 挟(はさ)まりて 母の写真は 微笑(ほほえ)みたまひぬ
千葉県
関口 裕司
57
29
私にも オレオレきたよ おどす母 あわてて毎日 達者かコール
千葉県
長野 和夫
71
30
母の日に 昔は一つ 今二つ 夫と贈る 笑顔と感謝
千葉県
山田 千晶
35
31
かぼちゃ煮は 母 恋(こい)しうて いけません 甘柔(あまやわ)らかく 温(ぬく)きものなり
東京都
小川 かをり
54
32
食卓に 置かれたメモには 「チンしてね」 裏に書き添える 「美味(おい)しかったよ」
東京都
小田 萌子
20
33
ありがとう 感謝の気持ち 孫の名で 綴(つづ)ってそっと 小包(こづつみ)添付(てんぷ)
東京都
小野 史
34
34
「きれいだね」 母の言の葉 ふるさとの 梅の便りを 聞けば思ほゆ
東京都
影山 博
66
35
今朝もまた 母の遺影は 和やかで 並んだ父も ちと、恥ずかしげ
東京都
沢渡 隆
71
36
土産(みやげ)持つ 行きより重い 帰りの荷 母が持たせる あれもこれもと
東京都
関 真由美
46
37
何食べた? どこへ行ったの? 何時(なんじ)に帰る? あの日の干渉 今では感謝
東京都
高木 聖子
34
38
朝 未(ま)だ来(き) 子等(ら)も味聞く 御膳様(ごぜんさま) しあわせの音 目覚まし代わり
東京都
髙橋 三郎
67
39
家族語(かぞくご)を つくりだすのは いつも母 忘れ去るのも いつも母から
東京都
橋口 真哉
27
40
母 白髪(しらが) 娘は茶髪(ちゃぱつ)を 黒く染め たをやめぶりで 女雛(めびな)を愛(め)でる
東京都
本田 いづみ
55
41
心配は もう掛けないと 拝(おが)む朝 「お前らしく」と 母の声する
東京都
類家 玲
58
42
母さんに またスイーツで もてなされ 父以下われら 痩(や)せる暇なし
神奈川県
竹澤 聡
50
43
なんとなく あなたの声が ききたくて ただききたくて もしもし元気?
神奈川県
松丸 久美子
49
44
かくれんぼ 鬼さんこちらと 木のかげで みつかるように 母の呼ぶ声
新潟県
番場 馨
66
45
孫を見に 来たよと話す 母の手に 握られている 僕の好物
福井県
本田 真理子
30
46
母の味 覚えたいから 食べさせて 結局いまだ つくる気はゼロ
長野県
上野 のりえ
42
47
健康で 幸せでいるよ いつまでも 母の願いが それと知るから
長野県
鍋島 利恵子
52
48
おふくろの 騙(だま)され上手も わからずに 無心続けた あの日々悔やむ
静岡県
伊東 静雄
85
49
かあちゃんが 母さんになり おふくろへ 変わる呼び方 変わらぬ笑顔
静岡県
勝原 猛史
56
50
得意げに ちょっと聞いてと 母の言う おととい僕が 教えた話
静岡県
笹原 勝志
51
51
母の手に すがりて れんげ田 駈(か)けし里 遠い少女期 花いちもんめ
愛知県
鈴木 恒子
83
52
日だまりに 佇(たたず)む母の 背中から 後光(ごこう)が射(さ)して 菩薩(ぼさつ)のように
愛知県
森川 奈津子
36
53
年なんて 関係ないよと お洒落(しゃれ)する 眩(まぶ)しくもある 母は八十
京都府
廣田 千秋
54
やはらかな 翠(みどり)濡れたる フキノトウ 母を偲びて 泣いたかのごと
京都府
増田 邦比古
59
55
母の日の 湯上(あが)りにまだ 陽(ひ)はありて 子が調(ととの)えし 夕餉(ゆうげ)に向かう
大阪府
川阪 潤子
66
56
子にまさる 宝やあらんと 人いふも 母みまかりぬ われのたからの
大阪府
河下 幸子
69
57
掃除など 五分かからぬ ワンルーム 電車乗り継ぎ 週二来る母
大阪府
楠畑 正史
70
58
この世をば 嫗(おうな)で終えし 母なれど 夢見し母は つね若やいで
大阪府
小窪 良一
56
59
母さんの 六感こわし すぐばれる 恋の成果も 財布の中身も
大阪府
小西 正孟
78
60
仇(あだ)さえも 恩義で返せと 言う母に 微笑(ほほえ)み返(がえ)しで みんな集まる
大阪府
皿谷 祐子
34
61
母の日に 逢(あ)へて良かった 夢枕 幼なき我(われ)と 若き日の母
大阪府
新 宗幸
88
62
鰆(さわら)焼き 出世魚(しゅっせうお)よと 言った母 願い叶(かな)わず 我(われ) ヒラのまま
大阪府
高橋 好子
48
63
また行くの 母と娘の 二人旅 行きは仲良し 帰りは喧嘩(けんか)
大阪府
塚崎 てる子
63
64
母さんが 料理をすると 部屋中が あったかくなり 幸せになる
大阪府
中谷 麗夢
12
65
黒楽(くろらく)の 手になじむ様(さま) あたたかさ 思い出すのは 轆轤(ろくろ)の母の背
大阪府
額田 省子
52
66
参観日 振り向く息子 見て想う 視線感じる 母のぬくもり
大阪府
野木 薫
40
67
スイートピー 小さな花壇 水あげる 母 手を休め 蝶を遊ばす
大阪府
野村 みさこ
64
68
ランドセル 背負う娘を 見送れば 我が背に熱き 母のぬくもり
大阪府
浜崎 友里
45
69
「お母さん 好きだったよね のど自慢 きこえますか」と ボリューム上げる
大阪府
藤田 昭代
70
70
母の日に 花より団子の 母のため 菓子を選ぶは 親在(あ)りてこそ
大阪府
松本 由美子
49
71
ニコニコと 八十(はちじゅう)母が くり返す 「お姉ちゃん」と 呼ばれたのよと
大阪府
丸山 雅美
57
72
米寿きて 小さくなった 母の背が 愛しくもあり 切なくもあり
大阪府
増井 小百合
53
73
料理より 場を和(なご)ませるのが 上手(うま)い母 ちょっと天然 隠し味だね
大阪府
山野 大輔
38
74
明治女(めいじびと) 白いエプロン 糊(のり)きかせ 凛(りん)とした背に 白寿を負いて
大阪府
横山 幹子
65
75
本当は どれだけ聞こえて いるのやら 卒寿の母は ただ ほほ笑んで
兵庫県
阿江 美穂
61
76
買う方が 安いと何度 言ったって 毎月届く 手作り野菜
兵庫県
足立 有希
38
77
すやすやと 眠る初孫(はつまご) 抱(だ)く母の 童歌(わらべうた)聞く 春の縁側
兵庫県
石垣 長司
65
78
歌を詠(よ)む ために思い出 ひもとけば 親の心に 気づく母の日
兵庫県
今北 紀美恵
38
79
母の書の 栞の位置の 寄りたるを 見て我(われ)知らぬ 経(た)つ時を知る
兵庫県
辻 誠
24
80
雨降りは 残り毛糸(げいと)の あやとりに 母の白い手 やさしく動く
奈良県
橋本 文子
55
81
「カルタしよ」 誘うバアバに 応じる娘(こ) 鄙(ひな)の一間(ひとま)の 熱き戦い
和歌山県
小畑 菊子
46
82
たらちねの 母の介護に 帰省して 過ぎ去りし日の 長きを思う
島根県
小川 保知
69
83
細かった 昔の服を くれる母 この服だって そのうちあげるよ
島根県
能美 千代
35
84
母の抱く 猫がゆっくり 目を閉じる 幼いボクを 見ているようだ
岡山県
小橋 辰矢
37
85
認知症 会えば涙す わかるのか 名前わからず 抱きしめるだけ
広島県
佐々木 洋子
60
86
母の日の 母はいつもと 変わりなく 野菜を刻む 母のリズムで
広島県
森 智子
30
87
骨壺を 抱いて見上げる 空に舞う 桜は母の 涙のようで
広島県
安武 敦子
55
88
ぶくぶくと ソーダ吹く癖 母だけが 許してくれた 夏の日がすき
山口県
長谷部 奈美江
54
89
亡き父の 想い出話す 母の眼に 遠き乙女の 面影よぎる
香川県
藤沢 麻紀
45
90
母が逝(い)き 初めてわかる 満月の 欠けるが如し 春のあけぼの
愛媛県
土居 義彦
67
91
蓮華(れんげ)から 香(こう)が揺らぎて 立ち昇り 母への想い 堂に満ち行く
福岡県
二宮 正博
65
92
腹八分(はらはちぶ) わかっているが 箸進む 母の手料理 勝るものなし
福岡県
松田 優子
39
93
ほら目白(めじろ) 梅の小枝を とびまはる こゑの聴こゆと 母は見ずして
福岡県
三吉 誠
66
94
病人に なっても母は 忙しい 診察・リハビリ・ 電話・おしゃべり
佐賀県
原 峻一郎
83
95
昼休み 聞かれるを待つ 弁当の 作り手は誰 自慢して 義母(はは)
大分県
利光 佳子
38
96
息子(おれ)の金 盗(と)って三途の 舟賃か 亡母(はは)よ返しに 戻って来い
大分県
中川 寛満
97
誰よりも 優しい声で 話す夫(つま) 電話の相手は 故郷(ふるさと)の母
大分県
三浦 初音
63
98
携帯の 留守録だけは 消去せず いつでも会える 母のぬくもり
宮崎県
河野 友紀江
39
99
愛おしい 我が子を抱いて 思うこと あなたのような 母になりたい
沖縄県
川崎 紘子
29
100
一度だけ 私をぶって 泣いていた 母のてのひら 暖かかった
沖縄県
比嘉 七映
61